2014年4月に発覚したオープンソース暗号ライブラリ「OpenSSL」のソフトウェア・バグのことである。
このバグは生存確認信号(Heartbeat)の発信毎に、アプリケーションメモリーを64キロバイトずつ露出する可能性があった。このバグは不適切なハートビート要求をサーバーに送信し、サーバーが返信する際に実行される。サーバーは通常は受け取った情報と同じ大きさのデータのバッファー(塊)を返信するが、バグにより境界検査が欠けていたので、バグがあるバージョンのOpenSSLはハートビート要求の大きさの妥当性を確認しない。その結果、攻撃者はサーバーのメモリを好きな大きさで見ることが出来る。このバグには共通脆弱性識別子識別番号CVE-2014-0160が割り当てられた。